コラム

様子を見ましょうからの卒業。

歯医者さんで矯正相談をすると、もう少し様子を見ましょうと言われたことはありませんか?
当院では患者さんが歯並びについて気にされていたら様子を見ましょうという声掛けはしません。
様子を見ても歯並びが改善することはありません。その年齢にあった治療法を提案しています。

左の画像はスペースがなさすぎる。右の画像はしっかりスペースがある。


子どもの頃は、歯と歯の間に隙間があるのが正常です。
乳歯なのに歯がガタガタしていたり、隙間が全くないということは既に顎が成長できていないサインです。

この乳歯の時期で一番ご相談が多い受け口も同じです。様子を見ていても治りません。
特に受け口の場合は、年齢が上がるにつれ治療が難しくなるため、早めの治療介入が必要です。

顔が正しく成長するには

顎の成長のピークは6歳、個人差はありますが12歳ごろまでに95%の成長が終わると言われています。

顔が正しく成長するには、成長期に『 正しい鼻呼吸 』『 正しい舌の位置 』『 正しい飲み込み方 』などの正しいお口周りの筋肉の使い方、これらができている必要があります。

呼吸法、筋肉の使い方が整っているとお顔は立体的に前に成長し、上顎が綺麗に成長することで、結果的に歯並びは整います。
しかし、間違った使い方をしているとお顔はどんどん間違った成長方向に伸びていってしまいます。

歯並びは大人になってからでも整えることはできますが、顔の成長は成長期である子どもの時期にしか正しい成長に促してあげることはできません。
できるだけ早くから正しい筋肉を身につけて上顎の骨を正しく成長させてあげましょう。

2歳から始められるプレ矯正

当院では、本格的なマイオブレース矯正がまだ難しいお子さんにもプレ矯正というプランをご用意しています。
マイオブレース矯正ではアクティビティと呼ばれる歯並びの原因となるお口周りの癖を改善していくトレーニングを行いますが、自分でしっかりと理解して体を動かせる時期(6歳ごろ)を目安に治療を開始します。
その前段階として、マウスピースの装着のみのプランがプレ矯正です。
プレ矯正は2歳からスタートできます。

早めにマウスピースを装着することで、
・顎の前後関係(受け口)が改善される。
・鼻呼吸を促しやすくなる。
・舌が正しい位置に置きやすくなる。
・指しゃぶりやタオルを噛む癖がなくなりやすい。
などの効果が得られます。

過去に他のマウスピース装置を入れてみたこともあるけど、うまく着けられなかったという相談もよくいただきます。
よく幼児期に使用されるマウスピースは素材が硬いものがほとんどです。それに比べて、マイオブレースのマウスピースは柔らかい素材のものを使用します。
「柔らかい素材だから痛くない」
「色も可愛い!」など
たくさん種類があるのでお子様も興味が湧いてイヤイヤになりにくいです。

早めに始めることでメリットがたくさん

歯並びの原因を改善するためのお口の体操(アクティビティ)は必須になるため、6歳以降に本格的なマイオブレース矯正への移行は必須となります。

・歯並びの原因であるお口周りの癖を最小限にすることができる
・顔の下方向の成長を最小限に食い止めることができる
など小さいうちから始めることはメリットがたくさんあります。

様子を見ていて勝手によくなることはありません。

放置してしまうとどんどん悪くなってしまうこともあります。治療が成長期後期になってしまうと、治療が複雑になったり装置の数も増えてしまいます。
気になったその時こそ治療開始のタイミングです。ぜひ一度ご相談にお越しください。




監修者情報

エデュケーター さき

経歴

  • 2年間保育園にて勤務
  • 2017年 真田山歯科勤務
  • 2018年 11月 オーティカマイオブレース導入セミナー受講
  • 2019年  9月 Dr.ChrisFarrell 講習会受講
  • 2019年 11月 オーストラリアにて研修
  • 2021年  4月 エデュケータートレーニングコース受講
  • 2021年  4月 マイオブレース認定エデュケーター取得
  • 2024年 3月 Dr.John Flutter 講習会受講
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※休診日:毎月1日・2日

コラム

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