経歴
- 2016年 大阪大学歯学部 卒業
- 2017年 大阪大学歯学部附属病院第一口腔外科 臨床研修修了
- 2017年〜2020年 福岡県、山口県にて大型法人施設などで勤務
- 2021年 真田山歯科勤務
ご挨拶
マイオブレース治療との出会い
私の歯科医師人生は大学病院の口腔外科から始まりました。学生時代の臨床実習で手術をしている先生の見学をして、憧れて入りました。大学病院での勤務は大変なことも多かったですが、様々な症例を通して勉強させていただくことができ、1年間の臨床研修を終えて、結婚のために大阪を離れることとなります。
福岡県飯塚市というところで開業医に勤め、しばらくは目の前の一般歯科治療を必死で行う日々を送っていました。生まれも育ちも大阪でほぼ知り合いのいない土地でしたが、運の良いことに九州は歯科大学が関西より多くあり、歯科の勉強会が盛んに行われていて、ある医院の若手向けの勉強会に勇気を振り絞って参加してみることを決心しました。
その医院は予防歯科をベースにしており、アメリカで研修を受けた先生方が多く勤務されていて、熱い志を持った歯科医師、歯科衛生士たちが集まって交流する時間が設けられていて、そこで、ある1人の先生と出会います。
そこで、当時私が住んでいた福岡県飯塚市の近くに予防を大切にしている歯科医院があることを教えていただいたことが、私の歯科医師人生を大きく変えることとなりました。紹介していただいた院長先生とお会いし、勤務させていただくこととなりましたが、ちょうどその頃、コロナが流行していてさらに私は妊娠しているという状況でした。院長先生はコロナの流行で様々な不安がある中、私に予防歯科とマイオブレース治療を教えてくださいました。
歯並びは遺伝ではなく悪い癖が原因
その時の私は、妊娠が発覚したことで、子供には健康で産まれてきてほしいが、そのためには私自身が健康でいなければならないという思いが強くなっていて、色んな意識変化が起きていました。歯並びの良くないお子様は多くいらっしゃいますが、歯並びは遺伝だと思われている方も多いのではないでしょうか?かくいう私も、マイオブレース治療と出会うまでは、そう思っていましたが、実際はそうではなく悪い癖が原因であるということを学びました。
悪い癖とは主に、口呼吸、間違った舌の使い方です。マイオブレース治療に携わらせていただく中で、歯並びの良くないお子様は呼吸、間違った嚥下の仕方、悪い姿勢、いびき、歯軋り、滑舌、睡眠不足、集中力の低下など様々な問題を抱えられている方がほとんどだということにも気づきました。
一見、歯並びとは関係ないようなことでも実は全て関係しているのだということ、早いうちから悪い癖を取り除いてあげることが、その子の未来を明るくすることに繋がるんだという強い衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えています。
従来の矯正治療との違い
従来の矯正治療は歯並びは良くなりますが、悪くなった原因は取り除かれませんので、後戻りという現象が起きてしまいますし、健康な歯を抜かないといけない場合も多くあります。マイオブレース治療というのは、歯並びが悪くなる原因である悪い癖をトレーニングで治し、上顎を成長させ、その結果歯並びが良くなるという治療です。
実際治療に携わらせていただく中で、トレーニングをしっかり頑張ってくれた子の表情が明るくなっていくのを見ることができたり、親御さんと共にとても素敵な表情を見せてくれるようになったり、運動のパフォーマンスが上がるのを目の当たりにしてきました。
たくさんの子供たちの未来のために
次第に自分の子供にも「適齢期が来たら絶対にマイオブレース治療をしたい!」、さらには「もっと多くのお子様にマイオブレース治療を通して健康になっていただきたい!」という思いが強くなってきました。私も実際に子育てに奮闘している真っ最中ではありますが、お子様のことで心配事がある親御さんはたくさんいらっしゃるのではないかなと思います。
お子様の健康を願っている親御さんが安心してお子様の成長を見守ることができるように、お子様が将来お口の中のことでお困りになることをひとつでも減らせるように少しでもサポートさせていただきたいという思いでマイオブレース治療をさせていただいております。