症例紹介

始めるきっかけ

始めるきっかけ

歯のガタつきが気になり来院されました。
扁桃腺の熱を何年も繰り返していたり歯軋りや寝相が悪いという睡眠の質にも問題がありそうでした。
歯並びの原因として、初めに挙げられるのは口呼吸です。
口呼吸が原因で扁桃が正しく機能しなくなってしまい、ウイルスに感染してしまうということが起こります。
また、口呼吸が続くと常に過呼吸状態になってしまい体は疲れているのでぐっすり寝ているように見えますが、
睡眠の質自体は浅くなっている可能性が高いです。

このように歯並びと呼吸や、睡眠の質が深く関わっていることをお話しさせてもらい根本原因から治療していくためにマイオブレース矯正をスタートしました。


治療前 / 現在

治療開始時

現在

治療内容

口呼吸は常に過呼吸状態

まずは鼻呼吸のアクティビティからスタートします。
初めは呼吸音がすごく、優しくゆっくり呼吸するということが難しそうでした。
普段口呼吸の人が鼻呼吸を意識しようとすると、体に耐性がついていないので口呼吸のときと同じような呼吸量・呼吸数が必要だと思い込んでしまいます。すると、呼吸音が聞こえてしまったり荒い呼吸になってしまいます。
正しい鼻呼吸は静かで優しいゆっくりとした呼吸です。
毎日のアクティビティで体に耐性をつけていくことで正しく鼻を使えるようになっていきます。
半年ほどかけて鼻呼吸のアクティビティを続け、舌のアクティビティに移行しました。

舌小帯が短い

舌のアクティビティへ進むと舌を前に出すと舌先がハート型になるほど舌小帯が短く舌のアクティビティもかなり大変そうでした。
お母さんもあまり小帯を切ったりするのは少し考えたいとのことだったのでできる範囲でアクティビティを進めていきました。

舌のアクティビティの中でも上の顎に舌全体を吸い付けるアクティビティはかなり難しく何度も途中で落ちてしまいましたが、何ヶ月か続けていくことで吸い付ける部分が増えていったり、吸い付けられる時間が伸びていきました。

大きく口を開けて舌を動かすのは初めは少し、痛みもあったようですが頑張って続けてくれました☆

トレーニング装置を用いた練習なども行い、当初より舌の可動域が広がったためBB1という装置を3ヶ月間装着しました。

舌を置くスペースも広がり、その後の飲み込みのアクティビティや唇・頬のアクティビティはスムーズに進む事ができました。

顔が前方に成長し、気道が広がる

最終の検査を行ってみると治療開始時よりも気道が広がっていました。
赤い部分がなくなり緑の部分が増えています。これはしっかりと顔が前方に成長できた証拠です。

前方への成長は横顔の比較画像が一番変化がわかりやすかったです。
緑が治療前 赤が現在です。この画像からもしっかりと前方に成長できていることがわかります。

まだ生え変わりが残っているので経過観察は必要ですが、これからもアクティビティで学んだことを意識していてくれると綺麗な歯並びはずっと維持されています。

監修者情報

エデュケーター さき

経歴

  • 2年間保育園にて勤務
  • 2017年 真田山歯科勤務
  • 2018年 11月 オーティカマイオブレース導入セミナー受講
  • 2019年  9月 Dr.ChrisFarrell 講習会受講
  • 2019年 11月 オーストラリアにて研修
  • 2021年  4月 エデュケータートレーニングコース受講
  • 2021年  4月 マイオブレース認定エデュケーター取得
  • 2024年 3月 Dr.John Flutter 講習会受講
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※休診日:毎月1日・2日

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