症例紹介

始めるきっかけ

出っ歯が気になる


上の前歯が出ていることを気にされてお友達の紹介で当院に来られました。


上顎の成長のピークは6歳であり個人差はありますが女の子だと14歳には成長は終わってしまいます。10歳という年齢もあり顎の成長の猶予もギリギリであるため二期矯正の可能性もお話ししました。「それなら最初からワイヤー矯正でいいか・・・」と悩まれていましたが、成長期の今しかできないマイオブレース矯正を選択され、治療を開始することになりました。

治療前/現在

治療前/現在

治療開始時

現在

なぜ出っ歯になるのか

口周りの癖が原因

問診票にも就寝時にお口が開いていると記入がありましたが、検査をしてもやはりお口が開きやすく普段からお口が開いてるために、お口を閉じようとするとオトガイ筋の緊張が大きくなっていました。
下顎に前から押されるように力がかかることで下顎は前に成長できず後るに下がってしまい、上の前歯だけ出て見える状態になっていました。

治療開始

鼻呼吸がなかなかできず・・・

マウスピース装着スタート時も最初の呼吸のアクティビティをしている際もお口を閉じることが難しく、お口が閉じられないために着色汚れも前歯についてしまいやすかったです。


しかし苦戦しながらも頑張ってくれていました。
年齢が10歳とお姉さんなので、自分自身でしっかりお口を閉じて鼻呼吸をしようと、歯並びをきれいにするために真面目に取り組んでくれていました。マイオブレース矯正では周りの大人の声掛けもとても大切ですが、そもそも本人自身に「良くなりたい」と思う気持ちを持ってもらうことがとても大切です!

1年後の変化

上の前歯の角度が大きく改善され、出っ歯感がなくなってきました

上顎のアーチも綺麗な円形に変わっています

なぜ抜歯なしで出っ歯が治るのか

最初はお顔が下後方に成長し、下顎が小さく後ろに下がっているために下の歯が見えずらい過蓋咬合の状態でした。この状態は前歯以外が下がっているため相対的にデパに見えます。
しかし全てのアクティビティが終了し、オトガイ筋の緊張がなくなった右の写真の頃にはお顔の成長方向が前方へと変わり、そこから下顎の前方成長、拡大ができ、上下の歯がバランスよく見えるようになりました。


2期矯正は本当に必要?

2期矯正必須と言われてても、一期で間に合う可能性も!

真面目にマウスピース装着やアクティビティを取り組んでくれた結果、治療開始時には「年齢的に大人と同じワイヤー矯正でしか間に合わない可能性もあります。」とお話ししていましたが、補助的装置すら使わずにマウスピースのみで矯正治療を終えることができました。

小さい年齢でも2期矯正が他院で必要かも・・・と言われているお子様は多いです。
当院では9歳まではもちろんそれ以降の年齢でもできる限り一期で終われる、また2期になったとしても抜歯せずに今できる成長をお手伝いしたいと考えています

監修者情報

エデュケーター さやか

経歴

  • 2021年 3月 新大阪歯科衛生士専門学校卒業
  • 2021年 4月 あみの歯科医院勤務
  • 2024年 5月 うめきた矯正歯科勤務
  • 2025年 7月 マイオブレース認定エデュケーター取得
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※休診日:毎月1日・2日

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