大人の歯が少ないというのは珍しいことではありません。１０人に１人の割合で大人の歯が少ないと言われています。
一般的な矯正治療では、歯が少ないことにバランスを合わせるために健康な歯を抜いたり、敢えてスペースを作りダミーの歯を入れたりというように治療計画を立てて矯正していきます。

マイオブレース矯正では、歯が少ない子どもたちでも治療計画に変わりはなく、お口周りの癖を改善していくことで自然な位置に歯は並んでいきます。

まずは、口呼吸から鼻呼吸に改善していくトレーニングと唇の筋力を整えるトレーニングをしていきました。

半年ほどかけて口呼吸はどんどん改善されていき、出っ歯の感じがなくなり、綺麗な噛み合わせになっていきました。

飲み込みのトレーニングが苦手でしたが、
練習を進めるに連れて上手になっていき
それと同時に噛み合わせもすごく良くなっていきました。

出っ歯に見えるのは上顎の骨の成長が足りていないことがほとんどです。
骨がないために歯だけが出ているのように見えているのです。骨がしっかりと成長すると歯の軸が変わり出っ歯には見えなくなります。

大人になってからの矯正では、出っ歯を治すために健康な歯を抜いて出来たスペースに出ている歯を下げて引っ込める。という治療になります。
ただでさえ小さい顎が歯を抜いて下げることでさらに小さくなってしまいます。

この子の場合も、大人になってからの矯正治療では歯を抜くことになっていたはずです。

成長の時期に治療できたので上の顎は出っ歯でしたが抜くことなく、綺麗に前方に成長できました。下の顎も歯は一本少ないですが、自然な位置に並んでいて、噛み合わせも綺麗です！
見た目だけに目を向けた審美的な治療は、体に負担が出たり代償的な症状が出てしまうこともあります。
その子の持っている力で自然な成長に促すというのがマイオブレース矯正です。

エデュケーター　さき

経歴

• 2年間保育園にて勤務
• 2017年　真田山歯科勤務
• 2018年　11月　オーティカマイオブレース導入セミナー受講
• 2019年　 9月　Dr.ChrisFarrell　講習会受講
• 2019年　11月　オーストラリアにて研修
• 2021年　 4月　エデュケータートレーニングコース受講
• 2021年　 4月　マイオブレース認定エデュケーター取得
• 2024年 ３月　Dr.John Flutter 講習会受講