症例紹介

始めるきっかけ

始めるきっかけ

出っ歯が気になるとのことで来院されました。
出っ歯が原因で食事面ではお肉などが噛み切れない、うまく飲み込めない、食事に時間がかかるなどがありました。

出っ歯なので上の歯が前に出ているように見えるけど、上の顎も下の顎ももっと前方に成長しないといけないこと、もう少し大きくなってから矯正を開始すると抜歯矯正になってしまうことをお伝えしマイオブレース矯正をスタートしました。

治療前 / 現在

治療開始時

現在

治療内容

まずは口呼吸を鼻呼吸に変える!

初めはマウスピースを装着するのもすごくしんどそうでした。
しばらくは日中につけるのもしんどくて、10分おきに休憩が必要なほどで夜間はすぐに外れてしまうのでマイオテープという口の周りに貼るテープを使用してもらいました。

マウスピースに慣れるまで3ヶ月ほどかかりましたが、頑張って続けてくれたので歯並びにも変化がありました。少しずつですがアクティビティとマウスピースを続けることで上下の顎の位置関係が良くなってきています。

この位置で歯が噛めるようになるとマウスピースの装着もだいぶ楽になります。

普段からお口が開きやすかったので呼吸のアクティビティには半年ほどかかりましたが、正しい位置に噛み合わせが変化していくと、口を閉じるのも楽になります。

鼻呼吸ができるようになったら舌のトレーニングへ。

鼻呼吸が安定したら舌のアクティビティへ進みます。
舌の正しい位置、正しい筋力をつけて行くことで上の顎は舌の形に広がっていきます。
一年間の変化を見ると本人の舌の力でここまでアーチが広がりました!

上顎の成長のピークは6歳と言われています。
この子の場合10歳から治療を開始したためもう少し前方への成長が必要と判断し、3ヶ月間だけ舌の位置を確保するためのBWSという装置を上顎に装着しました。

現在飲み込みの練習の途中ですがアクティビティも終盤にさしかかり、歯並びもすごく順調に噛み合ってきています。初診時に気にされていた出っ歯は解消され、お顔つき変わってきました。

スタート時は口が開きやすく、上唇の力が弱く口を閉じる時に下唇にギュッと力が入るため顎の辺りに梅干しジワができていました。この力がかかっていると舌の顎はどんどん後ろに下がってしまいます。
そのため出っ歯に見えていたのです。

マウスピースの装着とアクティビティを行い正しい口の筋肉をつけて行くこと、間違った癖を改善して行くことで歯並びや顔に良い変化が起こります。
最小限の矯正装置でここまで改善していくのは成長期のお子様だけです。

歯並びで少しでも気になる点があればご相談お待ちしております。早期に原因を解決していくことでお子様の負担も少なく治療を終えることができます。

監修者情報

エデュケーター さき

経歴

  • 2年間保育園にて勤務
  • 2017年 真田山歯科勤務
  • 2018年 11月 オーティカマイオブレース導入セミナー受講
  • 2019年  9月 Dr.ChrisFarrell 講習会受講
  • 2019年 11月 オーストラリアにて研修
  • 2021年  4月 エデュケータートレーニングコース受講
  • 2021年  4月 マイオブレース認定エデュケーター取得
  • 2024年 3月 Dr.John Flutter 講習会受講
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※休診日:毎月1日・2日

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